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從「對話」的互動中可以看到什麼 – 中村香苗

過去 15 年來,我一直關注幾個相關的研究主題。例如,「日語會話中的談判意見」、「遊戲中的談判規則」、「跨文化討論」、「在日本養育子女的台灣母親之敘事」以及「台日“混血”青年的成長經驗與身分認同」。 這些研究的共通點在於,它們都採取一個研究方法:使用錄影(或錄音)的「對話」作為原始資料,並徹底分析其中的「互動性」。 (後兩個主題,同樣使用「訪談」,亦即研究者與合作參與者之間的「對話」作為研究對象)。

那麽,「將對話視為互動來分析」,到底是什麼意思呢? 一般來說,人們會認為溝通就像玩接球遊戲:說話者在腦海中整合他想要傳達的訊息,然後把它當成「語句」丟給對方,而聆聽者則解釋它,在腦海中總結回應當成「語句」,然後把它丟回給對方。然而,使用源自社會學的會話分析 (Conversation Analysis, CA) 研究法,將對話進行詳細記述後,可以發現,其實說話者在編造語句的過程中,會仔細觀察聽話者,並根據對方的反應對自己的語句做出細膩的調整。(你應該有過這樣的經驗?本來想說「XX(某歌手的名字)的音樂很好聽」,但一提到「XX」,看到對方皺起眉頭,於是就弱化了自己的語氣,說「XX是還可以啦,但我也不大清楚……」)。 如此一來,對話中的語句,便是說話者與聆聽者之間的合作過程。有些研究者將之形容為「社交舞蹈」,相對於單向投擲的接球遊戲。

我們也知道,在整個對話過程中所進行的各種行爲(例如:表達意見、贊同、不贊同等等)都是非常有秩序的。例如,比較下面的會話 1) 和 2),你認為哪一個,代表B先生不是很贊同 A 先生意見呢?

1)

A: ○○很好聽,不是嗎?

B:……… 嗯 …….. 很好聽。

2)

A:○○很好聽[不是嗎?

B:             [嗯,很好聽。  *[ 表示兩人語句重疊的地方

儘管 1) 和 2) 使用了幾乎完全相同的語言表達方式,為什麼我們認為 1) 中的 B 不如 2) 中的贊同呢? 這是因為,一般來說,肯定地回應對方,和否定地回應對方時的「方式」(例如語句的構建方式、發言時間等)是不一樣的,而這正是會話參與者所共同遵守的潛規則。

透過以CA會話分析為代表的互動研究框架,我的研究不僅著重在人們在與上述研究相關的對話中「說了什麼」,也著重於他們「怎麼說」。 特別是在過去幾年中,我對於會話參與者如何共同建構身分認同、社會規範和刻板印象,特別深感興趣。此類的進階分析,是建立在日本的台灣母親、和在日本與台灣兩國之間成長的青少年的訪談會話。

「会話」という相互行為から見えてくるもの—中村香苗

過去15年間、複数の研究テーマに取り組んできました。例えば、「日本語会話における意見交渉」や「ゲームにおけるルール交渉」、「異文化間ディスカッション」、「日本で子育てをした台湾人母の語り」、「日台“ハーフ”青年の成長経験とアイデンティティ」などです。これらの研究に共通するのは、すべてビデオ録画(または録音した)「会話」をデータとし、それを「相互行為」として分析する研究アプローチをとっている点です。(後者2つのテーマも、「インタビュー」という調査者と協力者の「会話」を研究対象にしています)。

 さて、「会話を相互行為として分析する」とはどういうことでしょう?従来コミュニケーションとは、話し手の頭の中で伝えたいメッセージをまとめて「発話」として相手に投げ、受け取った人がそれを解釈し、返答を頭の中で「発話」としてまとめて投げ返す、というキャッチボールのようなものだと言われていました。しかし、社会学から生まれた「会話分析(Conversation Analysis: CA)」という研究手法を用いて会話を詳細に記述してみると、実は話し手は発話を作り上げる過程で、聞き手のことを注意深く観察しながら、相手の反応に合わせて微細に発話を調整していることが明らかになりました。(あなたも「○○(歌手の名前)っていいよね」と言おうと思ったけど、「○○」と言った途端に相手が眉を顰めたのを見て、「ってまあまあいいと思うんだけど、どうかなぁ、、、」なんて言葉を弱めた経験はありませんか。)そんなふうに、発話というのは話し手と聞き手が協働で作り上げているものなのです(その様子を、キャッチボールに対して「社交ダンス」と表現する研究者もいます。)

また、会話を通して実行される様々な行為(例えば、意見を言う、賛成する、反対する等)も、私たちはとても秩序立ったやり方で行なっていることがわかっています。例えば、次の1)と2)の会話を比べてみてください。Aさんの意見に賛成していないのは、どちらのBさんだと思いますか。

1)A: ○○っていいよね。

B: …うん…いいよね。

2)A: ○○っていい[よね

B:             [うん いいよね。

( [ は2つの発話が重なっている場所を示します。)

1)も2)もBさんは全く同じ言語表現を使っているのに、なぜ私たちは2)に比べて1)のBさんはあまり賛成していないと思うのでしょうか。それは一般的に、相手に好意的な反応をする時と非好意的な反応をする時の「やり方」(発話の組み立て方や発話産出のタイミングなど)が異なるからで、それが暗黙のルールとして会話参加者に共有されているからです。

 私はCAに代表される相互行為研究というアプローチを通して、前述の研究テーマに関する会話の中で、人々が「何を話すのか」だけではなく「どうやって話すのか」に注目した研究をしています。特にここ数年は、在日台湾人母や日本と台湾2つの国の間で育った青年とのインタビュー会話の分析をもとに、アイデンティティや社会規範、ステレオタイプなどがいかに会話参加者に協働構築されるのかに関心を持っています。

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